マーケティングって大事だよ!ってよく聞きますよね?
InstagramやTikTokなど、今流行りのSNSでビジネスをしてみたいと思った時、
色んな人が「マーケティング」が大切と言っているのを聞くので、
なんとなく知ってるつもりになっていませんか?
でも、いざ「マーケティングってどういうこと?」という質問に答えようとすると、
なんかフワッとしてて、うまく説明できない…ってことはあるあるです。
今回の記事は、そのふわっとした概念をシンプルに説明していきます。
マーケティング初心者さんは必見です!
全ての仕事に通ずると言っても過言でない、マーケティングという考え方の基本について理解し、
これから何を学んでいけば良いのか、考えてみてくださいね。
マーケティングとは?
マーケティングとは、製品やサービスを買ってくれる人(顧客)に届けるために行うものです。
簡単に説明すると、「売れる仕組みを作ること」と言われています。
このフレーズから、販売活動そのものを指すと勘違いされることもありますが、
単なる販売活動とは明確な違いがあります。
マーケティングでは、顧客を理解することが最も重要なのです。
販売活動とマーケティングの違い
販売活動は、「自分たちが売りたい」ものをどう売るか、商品を中心に考えるのに対して、
マーケティングは「顧客が求めている」ものをどう届けるか、顧客(消費者)を中心に考えます。
消費者のニーズを知るために情報を取集して、それに合った製品やサービスを開発して、
顧客に提供する活動のことを、マーケティングと呼ぶのです。
販売はマーケティングのごく一部
「販売することがマーケティング」と捉えられがちですが、実際には様々な過程があります。
- 商品開発
ライバル商品との差別化を図り、消費者に選んでもらえる商品を生み出す。 - 市場分析
今の流行と次のトレンドをいち早く察知し、消費者の消費傾向を推測する。 - 販売・営業
直接、または小売店など仲介業者を経て、消費者のもとに商品を届ける - 広告PR
商品を世の中に広く知ってもらうために情報発信する。
普段何気なく買い物している商品やSNSコンテンツでも、それがあなたの手元に届くまでには、
たくさんの人があなたのことを考えながら商品に携わっているのです。
先人が語るマーケティングの定義
マーケティングの神様・コトラー
様々なマーケティング理論を構築して、マーケティングの神様とまで呼ばれているのが、
アメリカの経済学者フィリップ・コトラーです。
コトラーは、
マーケティングとは、製品および価値の創造と交換を通じて、
ニーズやウォンツ(※)を満たすプロセス
※特定のものを欲しいと思う欲望のこと
と定義しています。
マネジメントで有名なドラッカー
マネジメントで知られる経営学者ピーター・ドラッカーも、
マーケティングの重要性に関する言葉を残しています。
ドラッカーは、
顧客について十分に理解し、顧客に合った製品やサービスが、
自然と売れるようにすることこそが、マーケティングの目的
と考えました。
マーケティングを初めて学ぶ人におすすめの本・3選
大学4年間のマーケティングが10時間でざっと学べる
理論からしっかり学びたいけど、忙しい方におすすめなのが、この一冊。
東京大学の経済学部の教授による著書で、ざっくり要点を押さえて説明されていいます。
文庫本だから移動時間に読みやすいし、660円とお手軽価格なのも嬉しい!
活字が苦手という方には、より直感的に理解できる図解版もあるので、チェックしてみてください!
ドリルを売るには穴を売れ
マーケーティングを使って商品を売るとは、まさにこういうことだ!と納得する一冊。
ドリルを売りたいのに、なぜ「穴を売れ」と言われるのか。
あなたはこの意味、わかりますか?
コトラーのマーケティング 見るだけノート
「マーケティングの神様」と言われる経営学者フィリップ・コトラーのマーケティング理論が“見るだけ”で頭に入る入門書。
マーケティングの基本から、SNS時代のマーケティングまで網羅し、イラストでサクッと学べる一冊です。
まとめ
人々のニーズやウォンツを分析して、開発して、提供する。
その一連のシステム全てが「マーケティング」に含まれています。
つまり、お客様をしっかりと理解することが、マーケティングの基本であり、最も大切な考え方です。
マーケティングって何?と聞かれたら、
ひと言で表すなら「売れる仕組みを作ること」と解釈しましょう。
もう一言付け加えるなら「お客様目線で売れる仕組みを作ること」と覚えておくのが大切です。
ビジネスをする上で、もちろん自社の利益を追求するのは当たり前のことですが、
自分たちが売りたいものがお客様が欲しいものとは限りません。
情けは人の為ならずと言うように、お客様のことを考えて商品やサービスを提供することが
巡り巡って自社の利益に繋がるのです。
※「情けは人の為ならず」とは、人に対して情けを掛けておけば、巡り巡って自分に良い報いが返ってくるという意味のことわざです。
「その人のためにならないのでよくない」という意味に間違いやすい表現なので、気を付けましょう。
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